20 May, 2012
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ハドソン川の奇跡を生んだ、チェズレイ・サレンバーガー機長が3月に引退しました。
私はバードストライクがあった瞬間から着水するまでの、あの3分間の交信記録を繰り返し聞いています。
危機に直面した時の対処方法として、非常に勉強になる内容だからです。

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その音声テープとフライト軌跡をYouTubeにアップしましたので、みなさんも一度お聞きになってみてください。(ハドソン川の奇跡 交信記録

 この交信は主に、USエアウェイズ1549便のチェズレイ・サレンバーガー機長と、ニューヨークTRACON(レーダー管制)の管制官によって行われています。またこの交信では、USエアウェイズ1549便のことを「カクタス1549」と呼んでいます。

カクタス1549は2009年1月15日、ニューヨークのラガーディア空港を離陸。その90秒後に鳥の一群に遭遇し、避ける間もなくエンジンに多数の鳥を吸い込み、両翼のエンジンが停止してしまいます。

機長は、ラガーディア空港への帰還、エンジンの再点火、近郊の空港への着陸、ハドソン川への不時着、という選択肢を頭脳の中で比較検討し、かなり早い段階でハドソン川への不時着を最終決断しています。そして3分後、これ以上はないというほどの見事な着水をします。

管制官は、カクタス1549のエンジン停止の報告を受けるや否や、素早くラガーディア空港と近郊の空港に、緊急着陸用の滑走路を確保します。そして、「何番滑走路なら着陸できそうか?」という問いに対し、機長が「ハドソンに向かう」と答えた時に、思わず管制官が絶句してしまうところが、何と言ってもハイライトでしょう。

このわずか3分間の出来事は、訓練と経験というものについて、色々と教えてくれているような気がします。

みなさんはどのようにお感じになりましたか?

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