私たちは日々、安全性や信頼性を向上させるために、絶え間ない努力をしています。そうした取り組みを支えるための信頼性解析ツール、それがFMEA(あるいはFMECA)です。
FMEAとは、設計ミスや作業ミスを未然に防ぐための解析手法です。
FMEAではまず、システム(製品や作業工程など)に起こりうる故障や失敗をあらかじめ抽出し、次にその故障や失敗の影響を解析することで、システムの信頼性を評価するというものです。そして、信頼性が低くてトラブルが発生する可能性が高い部分に対して、対策案を検討していこうとするものです。
FMEAの解析結果は、普段見慣れているマトリックス状の表にまとめ上げればよく、このような比較的シンプルな手法のおかげで、FMEAを導入する敷居は低いものとなっているようです。
そもそもこのFMEAは、1940年代にアメリカの軍需産業の分野で使用されたのが始まりといわれています。その後、航空宇宙や自動車産業などの分野で導入されてきたという、長い実績のあるものです。
FMEAはシンプルで高性能な解析手法ですので、積極的に取り組んでいって頂きたいものです。
しかし、性能がいいと聞いたから導入した、というだけでは困ります。
それでは、性能のいい高級車を買いこんできただけと同じような状況です。使い方を知らなければ大きな荷物となりかねません。乗りこなし方、使いこなし方を熟知してこそ、より楽に、より早く目標に近づけるというものでしょう。
「FMEA/FMECA初級編」では、FMEAの基本を分かりやすくご紹介しています。
FMEAはどのようなことをするものなのか、そして各ステップでのポイントは何か。このようなことをお伝えしていきます。
この「FMEA/FMECA初級編」で、FMEAを使いこなすための基礎を習得していただけましたら幸いです。
安全性、信頼性の向上を支えるもの、それは私たちの絶え間ない努力です。
一緒に取り組んで行きましょう。
【参考】
